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『金属とセラミックスの子供物づくり教室』を開催しました(H22.10.16)

 秋田大学では、平成22年10月16日(土)に秋田大学工学資源学部材料工学科において、本学大学院工学資源学研究科 泰松 斉教授研究室、麻生節夫教授研究室による物づくり教室「金属とセラミックス子供物づくり教室」を開催、小学生20名が参加しました。

 はじめに注意事項を確認した後、午前中は蛍光塗料づくりと熱の電気への変換、午後はスズ合金のメダルづくりを体験しました。
 このうち蛍光塗料づくりの体験では、原料となる酸化物試薬を自分たちで調合し、1100℃の高温で合成。光が当たると赤、青、緑の蛍光を発するセラミックス(Y2O3:Eu、ZnO:Mn、CaWO4)を作製し、粉末にしたものをのりと混ぜて絵の具に仕立て、黒の画用紙に絵を描き、紫外線下できらきらと光る絵を観察しました。描いた絵はデジカメで撮影し、写真を持ち帰りました。
 また、午後からはスズ合金製のメダルづくりに挑戦。自分たちで好きな形に整形した鋳型に溶かしたスズ合金を流して鋳込み、オリジナルの鋳物を完成させました。鎖を通してペンダントなどのアクセサリーを完成し、それぞれ持ち帰りました。

 参加した子どもたちは、大学生の指導を受けながら、安全な作業を心がけ、セラミック合成のふしぎや熱による電気の発生を学んだり、ヤスリの使い方・金属の磨き方を体験したりと、ものづくりを十分に楽しんでいました。

写真1 蛍光体の混ぜ方を学ぶ。 写真2 蛍光体の絵の具を作る
写真3 (左)黒い紙に絵をかく。
     (右)紫外線をあてる。
写真4 熱で電気が発生する仕組みを学ぶ。
写真5 金属線を加熱して電気の発生を調べる。