第8回子どもものづくり教室～石から絵の具を作ろう！～を開催しました

【内　容】

　ものづくり創造工学センターでは，科学に直接触れ，体験することのできる教育として，地域の子ども達を対象としたものづくり体験型授業を展開しています。11月17日（日）に行われた今年度第8回目となる子どもものづくり教室では，岩絵の具を作り，葉書に絵を描く教室を行いました。
　はじめに，鉱物の種類や，絵の具を作るまでの石の潰し方などの説明の後，石を粗く叩き潰すグループ，粗い石の粉をさらにすりつぶすグループに分かれて作業を始めました。石をすりつぶすには力が必要なうえ，絵の具として使うにはより細かくする必要があるため，子どもたちは交代で丁寧に作業を行っていました。石の粉である絵の具は，乾いた時にはがれてしまうため接着剤代わりとなるかわら液で溶いて葉書に塗りました。複数の色の粉を混ぜ合わせて自分だけの色を作る子どもや，石から作られる色が自然な色合いであることを利用して，木や花，葉っぱなどを描く子どもも多く，普段使っている絵の具とは違った色合いを楽しんでいる様子でした。
　今回の教室では，鉱石をすりつぶす作業から絵の具として使うまで，子どもたちにとってはすべてが初めての体験であり，普段のものづくり教室とは一味違う楽しさを感じてもらうことができたようです。