平成19年度秋田大学工学資源学部産学官連携推進事業

1. 事業名 

平成20年度秋田大学工学資源学部卒業論文テーマ及び大学院工学資源学研究科修士論文テーマの公募

2. 主 催

秋田大学工学資源学部

秋田大学工学資源学部産学官連携推進協議会

3. 趣 旨

大学の機能として,教育・研究に加え,教育・研究面での社会連携・協力及び成果の地域社会への還元が求められ,大学評価の対象となってきている。

秋田大学工学資源学部及び秋田大学工学資源学部産学官連携推進協議会は,このような時代の流れ,要請に対応するため,平成13年度に秋田県内の企業から,平成14年度着手の卒業論文及び修士論文テーマの公募を行った。その結果,16件が採択され,さらに15年度着手分は10件採択され1件が継続,16年度着手分は2件が採択され1件が継続,17年度着手分は3件が採択され2件が継続,18年度着手分は4件が採択され4件が継続,19年度新規で3件採択,現在11件の研究が進行しているところである。

本年度も引き続き,県内の産官から具体的ニーズや関心のある研究テーマを募集し,工学資源学部教員が,これらの内容を検討した後に,卒業論文あるいは修士論文などの研究テーマとしてとりあげるものである。

産におけるメリット

昨今の産業経済の動きをみるとリストラが大胆に進められている。企業においては,中長期的観点から基礎研究や技術開発は,必要不可欠にもかかわらず,十分な人材の確保及び研究費を充当できる状況にない。その核心の部分を産学共同研究で効果的に行うことができる。

学におけるメリット

学生は,研究開発において,学部で修得した基礎的知識・理論等が,どのように用いられ,現場で応用されるのか?また,何が要求されるか?を身をもって知り,さらに指導教員のもとで,研究を推進し,論文作成法を学ぶことができる。企業とのコンタクトがある場合は,インターンシップにもなる。

教員は,学術的なポテンシャルを地元企業の活性化に役立てることができるとともに成果として学術論文のみならず,企業との契約次第により,特許取得に結びつく。