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第3回子どもものづくり教室~モデルロケット教室基礎編~を開催しました

 ものづくり創造工学センターでは,ものづくりの素晴らしさを多くの方に体験してもらうため,地域の方々や小中高校生を対象としたものづくり実践教育を行っています。今回で3回目となる子どもものづくり教室は,9月25日(日),秋田市内の小学生らを対象に開催され,当日は指導講師ライセンスを所有しているスタッフ指導のもと,モデルロケットを製作し打上を行いました。

 開会式では,神谷センター長から「今日製作するモデルロケットは小さくとも本物のロケットと同じ仕組で飛んでいますので,本物の宇宙開発のつもりでロケット製作を楽しんでください」との挨拶がありました。その後の宇宙授業では,どこからが宇宙か,そして宇宙の広さについて様々な高度から撮影された写真を見ながら実感し,宇宙に関する基本的な知識を学習しました。また,今回使用する火薬エンジンの内部の構造,ロケットの打ち上げ方法や,どのようにしてパラシュートを開いて着地するのかなど,モデルロケット4級ライセンス取得に必要な知識を学習しました。モデルロケットは市販のキットを使用しました。海外製のキットを使用したため説明書が英語であるなど,子ども向けの教材ではありませんでしたが,保護者と一緒になって絵を見ながらロケットの製作作業に熱心に取り組んでいました。モデルロケットの打上げは秋田大学の軟式野球場で行ない,デモンストレーション用のモデルロケットが打上がると,参加者は歓声を上げ,高くまで飛翔したロケットを目で追っていました。その後,各々のロケットを打ち上げた場所にパラシュートで戻してくる距離を競う定点競技を行ないました。最も近くに着地したロケットは発射台から約6.2mで,国際大会にも出場できる好成績でした。子どもたちは,予想よりも高く打上がるロケットに興味津々で,多くの参加者からはまた打上げたいという声を聞くことができました。また,ロケットはすべて回収に成功し,発射台に最も近くに着陸させた参加者にはJAXAから提供していただいた手作り望遠鏡を賞品として贈呈しました。


開会式


宇宙授業

モデルロケット製作中

モデルロケットの製作指導に当たる大学生

ロケットの発射準備中

ロケット発射準備完了

当日の開催案内はこちらから